5月~6月がピークをむかえ、8月~10月も油断ならない
熱中症。普段から高い予防意識を持ち対策を念頭に置きましょう。
◆栄養バランスのとれた食事をし、元気な体を作ろう◆
汗をかくと、塩分とともにカリウムも排出されます。カリウムが減少すると細胞は脱水を起こしやすくなり、熱中症の重症化を招いたり、回復を遅くする危険性が出てきます。カリウムはバナナの他に小豆、ホウレンソウ、落花生などにも多く含まれていますので、積極的に摂るようにしてください。
ウナギは昔から熱中症予防に効果的と言われている食べ物のひとつです。ウナギにはビタミンB1が豊富に含まれており、糖質を分解して疲労が溜まるのを防いでくれます。疲れていると食欲が落ちたり倦怠感を感じるようになり、熱中症にかかりやすくなってしまいます。ただ、ウナギは高いので他にも豚肉やハム、海苔などにもビタミンB1は含まれていますので、毎日の食事に取り入れてみてください。
夏を代表するスイカや桃、メロンなどの果物にはミネラルが豊富に含まれていますので、エネルギーを蓄えるにはぴったりです。果物なら食欲が落ちているときでも食べやすく、水分も同時に摂取することが出来るので、暑さのせいで体が疲れているときはぜひ積極的に食べるようにしてください。
暑いとつい冷たいものばかりを食べたくなるものですが、内臓を冷やしたり胃腸を壊す原因になりますのでほどほどにしてください。ナスやきゅうり、トマトなどの夏野菜は温めて食べても体の熱を下げる働きがあるので、加熱して食べるようにしましょう。調理方法を工夫することも、大切な熱中症対策です。